大きな地震。
電車は止まった。 近所の避難所には人が集まっている。
でも、 自宅は無事。
こんなとき、 必ず避難所へ行かなければならないのでしょうか?
答えは、 「家が安全なら、自宅にとどまる」という選択肢もあります。
これが、 在宅避難です。
在宅避難をひとことで言うと
自宅で安全に生活を続けられる場合に、 避難所へ移動せず家で避難生活を送ること。
ただし、 「家にいればOK」という話ではありません。
水道が止まる。 停電する。 トイレが使えない。
家はある。でも、いつもの生活はできない。
そこまで想像して備えておくのが、 在宅避難のポイントです。
在宅避難=「避難しない」ではない
ここは、 ちょっと大事です。
在宅避難は、 危険なのに家から出ないことではありません。
自宅や周辺の安全が確認できて、 家にとどまれると判断できる場合の選択肢です。
たとえば、
- □ 建物に大きな損傷がない
- □ 火災やガス漏れなどの危険がない
- □ 家具が倒れて生活できない状態ではない
- □ 周辺で火災が広がっていない
- □ 浸水や土砂災害などの危険が迫っていない
- □ 行政から避難を求められていない
家が危ないなら、在宅避難にこだわらない。
建物の損傷、火災、浸水、土砂災害などの危険がある場合は、 安全な場所への避難を優先してください。
つまり、 「避難所か、自宅か」ではなく、そのとき一番安全な場所を選ぶ。
その選択肢のひとつが在宅避難です。
家にとどまるなら、まずこの7つ
在宅避難の準備というと、 大量の防災グッズを想像しがちです。
でも、 まず見るのはこの7つです。
1|水
最優先で確認したいのが、 飲み水です。
災害時は、 水道が止まる可能性があります。
飲料水は、 1人1日3L程度をひとつの目安に。
最低3日分、 できれば1週間分まで少しずつ増やしていきます。
KFG 純天然アルカリ保存水 7年保存 2L×6本
在宅避難で最初に確認したい飲料水。 2L×6本で合計12Lなので、必要量を家族人数から計算しながら買い足していきやすいセットです。 長期保存水だけに頼らず、普段飲む水もローリングストックしておくと管理しやすくなります。
※価格・在庫状況は各販売ページでご確認ください。
必要量は、 防災用の水は何リットル必要?家族人数別の備蓄量 で計算できます。
2|食べ物
非常食だけを、 押し入れの奥へ。
……よりも、 普段食べているものを少し多めに。
レトルト食品。 缶詰。 パックごはん。 インスタント食品。
食べたら買い足す ローリングストックなら、 在宅避難用の食料を無理なく増やせます。
備蓄日数については、 非常食は何日分必要?3日分は何食? も参考にしてください。
3|非常用トイレ
在宅避難で、 かなり重要なのがトイレです。
家にトイレがあるから大丈夫。
……とは限りません。
断水や排水設備の損傷などで、 便器は無事でも流せないことがあります。
地震のあと、いきなり水を流さない。
排水設備の状態が確認できるまでは、 携帯トイレ・簡易トイレを使うことも想定しておきましょう。
BOS 非常用トイレ 100回分
断水時に自宅の便器へセットして使える非常用トイレ。 100回分のセットなので、家族人数と備蓄日数を計算したうえで必要数をそろえやすい商品です。 在宅避難では「家にトイレがある」ではなく、「流せなくても使える」を備えておきましょう。
※価格・在庫状況は各販売ページでご確認ください。
必要な個数は、 非常用トイレは何個必要?家族人数別の備蓄量 で紹介しています。
4|ライトと電源
夜に停電すると、 家の中でも一気に動きづらくなります。
まず欲しいのは、 部屋を照らせる明かり。
スマホのライトだけで過ごそうとすると、 大切なスマホの電池も減ってしまいます。
GENTOS LEDランタン EX-334D
停電時に部屋やテーブルまわりを照らしやすいLEDランタン。 懐中電灯とは別に、置いたまま周囲を照らせるライトがあると在宅避難中に動きやすくなります。 普段から点灯方法と電池の状態を確認しておきましょう。
※価格・在庫状況は各販売ページでご確認ください。
そしてもうひとつ。 停電が長引くと困るのがスマホの充電です。
スマホは、 家族との連絡だけでなく、 ニュースや自治体の防災情報を見るためにも使います。
モバイルバッテリーに加えて、 家族分のスマホなどを充電できる非常用電源があると選択肢が増えます。
Anker Solix C300 DC Portable Power Station
288Whの小型ポータブル電源。 USB-C・USB-A・DCなどの出力に対応し、スマートフォンや対応するUSB機器などの非常用電源として活用できます。 この商品はDCモデルのためACコンセントはありません。使いたい機器と接続方法を確認して選びましょう。
※価格・在庫状況は各販売ページでご確認ください。
5|衛生用品
水が止まると、 手洗いもお風呂もいつも通りにはできません。
そこで、
- ウェットティッシュ
- ティッシュ
- トイレットペーパー
- ごみ袋
- マスク
- 生理用品
- 体を拭けるシート
などを少し多めに。
特別な防災用品でなくても、 いつも使う日用品そのものが備蓄になります。
6|暑さ・寒さ対策
在宅避難で地味にきついのが、 停電中の暑さと寒さ。
エアコンが止まることも想定して、 季節ごとに備えます。
冬なら、 毛布・防寒着・カイロ。
夏なら、 保冷剤・うちわ・冷感用品など。
特に暑い時期は、 自宅にとどまること自体が危険になるケースもあります。
家の状況だけでなく、 体調も含めて避難先を判断しましょう。
7|情報を取る手段
家にいると、 外の状況が見えにくくなります。
スマホだけではなく、
- モバイルバッテリー
- ラジオ
- 自治体の防災情報
- 家族との連絡方法
も確認しておきます。
在宅避難中も、「今ここにいて安全か」は更新されます。
状況が変われば、 避難所などへ移る判断も必要です。
実は「備蓄」より先にやりたいことがある
水を買う。 非常食を買う。
もちろん大事です。
でも、 その前に見てほしいのが家の中。
寝室の横に、 背の高い棚。
ベッドの近くに、 倒れてきそうな家具。
玄関までの通路に、 物がたくさん。
これでは、 せっかく備蓄していても在宅避難どころではありません。
「家を避難所にできるか?」をチェック
- 家具を固定する
- 寝る場所に家具が倒れてこないようにする
- 玄関までの避難経路をふさがない
- ガラスの飛散対策をする
- 火災を防ぐ対策をする
寝室の安全対策は、 寝室の地震対策|寝ているときに命を守る家具配置 でも詳しく紹介しています。
1週間分、いきなり買わなくていい
ここまで読むと、
「水も食料もトイレも1週間分……多くない?」
と思うかもしれません。
だから、 週末に全部買う必要はありません。
いつもの買い物で、
- 水を1ケース多く
- レトルトを2つ多く
- トイレットペーパーを早めに買う
- 携帯トイレをまず1箱
くらいから始めます。
使ったら、 また買う。
防災用品を集めるというより、「家の在庫を少し厚くする」。
このくらいの感覚の方が、 在宅避難の備えは続きます。
在宅避難できるか、5分でチェック
今日、 家の中を一周してみてください。
- □ 自宅周辺の災害リスクを確認している
- □ 家具の転倒対策をしている
- □ 水が最低3日分ある
- □ 食料が最低3日分ある
- □ 携帯トイレ・簡易トイレがある
- □ 停電用のライトがある
- □ スマホを充電できる
- □ 日用品を少し多めに置いている
- □ 暑さ・寒さへの備えがある
- □ 家族で避難先や連絡方法を確認している
全部チェックが付かなくても大丈夫です。
空いているところが、次に備えるもの。
そう考えれば、 防災はかなりシンプルになります。
まとめ|「家にいられる」を備えておく
避難というと、 リュックを背負って避難所へ。
そんなイメージが強いかもしれません。
でも、 安全な家にとどまるのも避難です。
在宅避難でまず確認したいのは
- 家が安全か
- 水・食料があるか
- トイレが使えなくても困らないか
- 停電しても過ごせるか
完璧な防災部屋を作る必要はありません。
水を少し増やす。 携帯トイレを置く。 家具をひとつ固定する。
「家が無事だった、その次」に困らない準備をする。
それが、 在宅避難の備えです。
参考情報
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