X Instagram
閉じる

停電時の明かりは何個必要?懐中電灯・ランタンの使い分け

停電した室内でLEDランタンと懐中電灯を使い分ける家族の防災イメージ

夜に突然停電。家にある明かりは懐中電灯が1本だけ。誰かがトイレへ持っていけば、リビングは真っ暗になります。

停電用のライトは、明るいものを1台用意すればいいわけではありません。ポイントは、「どこを照らすか」と「誰が使うか」を分けて考えることです。

Bousailyの基本的な考え方

家族1人につき移動用ライト1灯
+
生活する部屋にランタン1灯

たとえば4人家族なら、まず移動用ライト4灯+リビング用ランタン1灯から。寝室など別の部屋でも長く過ごすなら、必要に応じてランタンを追加していきます。

懐中電灯とランタン、両方必要?

できれば両方あると便利です。同じ「ライト」でも役割が違います。

懐中電灯 ランタン
照らし方 前方を照らす 周囲を広く照らす
向いている場面 移動・避難・点検 食事・室内待機
使う人 1人で使いやすい 家族で共有しやすい
使い方 手に持つ 置く・吊るす

暗い廊下や階段を歩くなら懐中電灯。リビングで食事をしたり家族で過ごしたりするならランタン。「移動する光」と「暮らす光」に分けると、必要な数が見えてきます。

4人家族ならライトは何個必要?

Panasonicでは、防災用の明かりについて「各部屋に1灯」と「家族1人につき1灯以上」を複数用意する考え方を紹介しています。

ただし、すべてを高価なランタンにする必要はありません。まずは家族が同時に移動できることと、停電中に過ごす部屋を照らせることを優先しましょう。

家族人数 まず備えたい例
1人 移動用1灯+ランタン1灯
2人 移動用2灯+ランタン1灯
4人 移動用4灯+ランタン1〜2灯

これは法律で定められた最低数ではなく、家庭で考えるための目安です。家の広さや寝室の数、家族の生活スタイルに合わせて調整してください。

まずはリビング用ランタンを1灯

停電時に長く過ごすことになりやすいのが、リビングやダイニングです。ここには、周囲を広く照らせて、テーブルや床へ置けるランタンが向いています。

選ぶときは最大の明るさだけでなく、明るさを落として長時間使えるかも確認しましょう。停電が長引けば、電池を節約しながら使うことになります。

おすすめ①|リビングのメイン照明に「多機能強力ランタン」

防災士おすすめ

Panasonic 多機能強力ランタン BF-BL45M

最大約800ルーメンで、停電時のリビングやダイニングを照らすメインランタンとして使いやすいモデル。白色・電球色を切り替えられ、明るさは無段階で調整できます。単1形乾電池3本で使えるため、予備電池と一緒に備えておきたいランタンです。

※価格・在庫状況は各販売ページでご確認ください。

移動用ライトは「1人1灯」が使いやすい

停電中に家族全員が同じ場所にいるとは限りません。トイレへ行く人、ブレーカーを確認する人、別の部屋へ荷物を取りに行く人。それぞれが同時に動くことがあります。

だから移動用のライトは、家族で共有する1本だけではなく、できれば1人1灯用意しておくと使いやすくなります。

おすすめ②|手元の乾電池を使える「電池がどれでもライト」

非常時に意外と困るのが、「懐中電灯はあるのに対応する乾電池がない」というケース。乾電池の種類を選びにくいライトなら、家に残っている電池を活用しやすくなります。

防災士おすすめ

Panasonic 電池がどれでもライト BF-BM11M

単1形から単4形まで、どのサイズの乾電池でも1本から使えるLEDライト。4種類の電池を本体へ同時に入れておき、切り替えながら使うこともできます。前方を照らす懐中電灯としてだけでなく、置けばランタンとしても使えるため、停電時の移動用ライトとして便利です。

楽天市場

単1形〜単4形の乾電池を1本から使用可能

楽天市場で見る

※使用時間は使用する乾電池のサイズ・種類によって異なります。価格・在庫状況は各販売ページでご確認ください。

明るければ明るいほどいい?

「防災用なら、とにかくルーメンが高いもの」と考えがちですが、最大の明るさだけで選ぶ必要はありません。明るすぎると室内ではまぶしく、強い光で使い続ければ電池の消耗も早くなります。

見るのは最大ルーメンだけじゃない。

最大の明るさ
弱モードの有無
連続点灯時間
調光できるか
使用する電池

停電が長引くことを考えるなら、移動するときは明るく、室内で過ごすときは少し暗くするなど、使い方を変えられるライトが便利です。

乾電池式と充電式、どっちが防災向き?

どちらにもメリットがあります。充電式は普段使いしやすい一方、長期間の停電で本体の電池を使い切れば再充電が必要になります。

乾電池式なら、予備の乾電池へ交換して使い続けられます。防災用なら、充電式だけ、乾電池式だけに偏らず電源を分散するのも一つの方法です。

スマホ用の電源については、 災害時のスマホ充電、何回分必要?モバイルバッテリーの選び方 もあわせて確認してください。

ライトと一緒に予備電池も備える

ライトを何個用意していても、電池切れでは使えません。ライト本体と一緒に、使用する乾電池の種類と必要本数も確認しておきましょう。

  • □ ライトは正常に点灯する?
  • □ 必要な電池の種類を知っている?
  • □ 予備電池がある?
  • □ 電池の液漏れや腐食はない?
  • □ 家族がライトの場所を知っている?

防災用品を見直すタイミングで、一度実際に点灯させるだけでも、電池切れや故障に気づきやすくなります。

枕元にも1灯置いておく

停電は起きる時間を選べません。寝ているときに地震と停電が同時に起きれば、暗闇の中で割れたガラスや倒れた家具を避けながら移動する可能性があります。

消防庁も夜間の避難に備えて、停電時でも使える足元灯や懐中電灯などの照明器具を用意することを挙げています。寝室では、ベッドから手を伸ばせる場所にライトを置いておきましょう。

夜間の地震への備えは、 夜中に地震が起きたら?寝ているときの行動と寝室の備え でも紹介しています。

停電したら、ろうそくでもいい?

停電時の明かりとして、ろうそくを思い浮かべる人もいるかもしれません。ただし、特に地震後の使用には注意が必要です。

消防研究センターは、地震後は物が散乱していたり余震が起こったりする可能性があるため、明かりを取る目的でも屋内でろうそくなどの裸火を極力使用しないよう注意を呼びかけています。

停電の明かりは、まずLED。

懐中電灯・ランタン・足元灯など、火を使わない明かりを準備しておきましょう。

ライトは防災リュックだけに入れない

停電した瞬間、防災リュックまで安全に移動できるとは限りません。ライトを全部一か所へまとめるのではなく、寝室、リビング、玄関などへ分散しておくと取り出しやすくなります。

防災リュックに入れる移動用ライトとは別に、自宅で使うランタンを用意するイメージです。持ち出し品全体については、 防災リュック、何を入れる?最低限そろえたい10個 も参考にしてください。

まとめ|「何個ある?」より「全員が同時に使える?」

停電用の明かりは、大きなランタンを1台買えば終わりではありません。部屋を照らすランタンと、人が移動するためのライトを分けて考えると必要な数が見えてきます。

まずそろえるなら

1人1灯の移動用ライト
+
リビングなど生活する場所にランタン
+
予備の乾電池

「ライトは何個ある?」ではなく、「停電したとき家族全員が同時に動ける?」。 今夜停電したつもりで、自宅にあるライトの数と置き場所を一度確認してみてください。

参考情報

AD