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災害時のスマホ充電、何回分必要?モバイルバッテリーの選び方

停電時にモバイルバッテリーからスマートフォンを充電する防災のイメージ

停電した夜、スマホの残量は34%。家族への連絡、災害情報の確認、地図、ライト。災害時は、むしろ普段よりスマホを使いたい場面が増えます。

そこで気になるのが、「防災用のモバイルバッテリーは何mAhあればいい?」ということ。1人分なら10,000mAhをひとつの基準に、停電の長期化や家族との共用まで考えるなら20,000mAhも候補になります。

迷ったら、まずこの目安。

10,000mAh → 1人分の防災用として使いやすい
20,000mAh → 長めの停電や家族との共用に
家族で備える → 1台だけでなく複数台に分ける方法も

10,000mAhならスマホを何回充電できる?

「スマホが5,000mAhなら、10,000mAhで必ず2回」と単純には計算できません。モバイルバッテリーからスマホへ電気を送るときには変換ロスがあり、表示されている容量をそのまますべてスマホへ使えるわけではないからです。

製品やスマホによって変わりますが、今回紹介するAnker Zolo Power Bank 10,000mAhモデルは、メーカー公称でスマートフォン約2回分の充電が目安とされています。

容量 防災での使い方の目安
5,000mAh前後 普段の持ち歩きや短時間の予備に
10,000mAh 1人分の防災用として使いやすい
20,000mAh 停電の長期化や家族との共用に

実際の充電回数はスマホの機種、バッテリーの状態、充電しながらスマホを使用するかなどでも変わります。「○回必ず充電できる」ではなく、容量を選ぶための目安として考えましょう。

1人分なら10,000mAhを基準に

防災用に選びやすいのが10,000mAhクラスです。5,000mAh前後より余裕があり、20,000mAhより軽いため、防災リュックや普段のバッグにも入れやすくなります。

今回紹介するAnker Zolo Power Bank 10,000mAhモデルは約212g。スマートフォン約2回分の充電が目安なので、「毎日持ち歩いて、そのまま災害時にも使う」というローリングストックに近い使い方もしやすいでしょう。

おすすめ①|普段使いと防災を兼ねる10,000mAh

防災用品として収納の奥にしまうより、普段から使えるモバイルバッテリーを備えるのも一つの方法です。日常的に使えば、充電できるか、ケーブルが壊れていないかも確認できます。

防災士おすすめ

Anker Zolo Power Bank(10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)

10,000mAh容量・最大30W出力のモバイルバッテリー。メーカー公称ではスマートフォンを約2回充電でき、USB-Cケーブルを本体に内蔵しています。約212gと20,000mAhモデルより軽く、普段のバッグや防災リュックに入れて持ち歩きたい人に向いています。

※実際の充電回数は端末・使用状況などによって異なります。価格・在庫・対応機種は各販売ページでご確認ください。

停電が長引くなら20,000mAhも候補

「スマホを2回より多く充電したい」「家族のスマホにも使いたい」。そんな場合は20,000mAhクラスを検討できます。

Anker Zolo Power Bank 20,000mAhモデルは、メーカー公称でスマートフォン約4回分の充電が目安。容量は10,000mAhモデルの2倍ですが、重さも約360gになるため、持ち歩きやすさとのバランスを考える必要があります。

おすすめ②|自宅の停電対策に20,000mAh

持ち出し用の軽さより、停電時の電源を少しでも多く確保したい人には20,000mAhモデルが向いています。スマホ1台を複数回充電したり、家族で共用したりしやすい容量です。

防災士おすすめ

Anker Zolo Power Bank(20000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)

20,000mAhの大容量・最大30W出力モデル。メーカー公称ではスマートフォンを約4回充電でき、USB-Cケーブルを本体に内蔵しています。約360gあるため毎日の持ち歩きより、自宅の停電対策や家族との共用を重視したい人に向いています。

※実際の充電回数は端末・使用状況などによって異なります。価格・在庫・対応機種は各販売ページでご確認ください。

10,000mAhと20,000mAh、結局どっち?

容量だけなら20,000mAhの方が安心です。ただし、防災グッズは「大容量なら正解」というわけではありません。毎日バッグへ入れるなら、重すぎて持ち歩かなくなってしまう可能性があります。

10,000mAh 20,000mAh
充電回数の目安 スマートフォン約2回 スマートフォン約4回
今回の商品重量 約212g 約360g
おすすめ 普段使い・持ち出し用 自宅・長時間停電

持ち出すなら10,000mAh、自宅には20,000mAhというように、使う場所で分けるのも分かりやすい方法です。

家族4人なら20,000mAhを1台でいい?

家族で使う場合は、容量だけでなく「何台に分けるか」も考えたいポイントです。20,000mAhを1台用意すれば管理は簡単ですが、家族が別々の場所にいると一緒に使えません。

たとえば10,000mAhを2台用意すれば、家族で分けて持ち出せます。一方が故障した場合でも、もう一台を使えるという分散のメリットもあります。

家族の備えは「合計何mAh?」だけで考えない。

誰が持つのか、外出中に災害が起きたらどうするのかまで考えて、容量と台数を決めましょう。

容量以外に見るべき5つのポイント

10,000mAhか20,000mAhかを決めたら、容量以外の部分も確認します。特に災害用では、いざというときに問題なく使えることが大切です。

  • □ PSEマークが表示されている?
  • □ スマホに合う端子を使える?
  • □ ケーブルを忘れず持ち出せる?
  • □ バッテリー残量を確認できる?
  • □ 防災リュックに入れて持てる重さ?

経済産業省は、モバイルバッテリーを購入するときにはPSEマークが表示されているか確認するよう案内しています。価格や容量だけでなく、安全面も確認して選びましょう。

ケーブル一体型は災害時に便利

モバイルバッテリーが満充電でも、充電ケーブルがなければスマホへ給電できません。避難するときに「ケーブルだけ忘れた」ということも考えられます。

今回紹介したAnker Zolo Power BankはUSB-Cケーブル一体型なので、本体とケーブルを別々に管理する必要がありません。ただし、Lightning端子を使う機器などは別のケーブルが必要になる場合があるため、自分のスマホとの対応を購入前に確認してください。

外出中の備えについては、 防災ポーチの中身|普段のバッグに入れたい最低限の備え も参考にしてください。

買ったまま何年も放置しない

モバイルバッテリーは、非常食のように「買って収納しておけば終わり」という防災用品ではありません。必要なときに充電されていなければ使えないため、普段から残量や本体の状態を確認しておきましょう。

膨らんでいる、異常に熱くなる、強い衝撃を受けたなど、異常があるモバイルバッテリーをそのまま使用し続けるのは避けます。リコール情報が出ていないか確認することも大切です。

真夏の車に置きっぱなしはNG

「車にも防災グッズを置いているから、モバイルバッテリーも入れておこう」と考えるかもしれません。ただし、モバイルバッテリーなどに使われるリチウムイオン電池は高温に注意が必要です。

NITEは、真夏の車内や直射日光が当たりやすい窓際など、高温になる場所へ放置しないよう注意を呼びかけています。車載用の防災セットを作る場合でも、モバイルバッテリーの保管場所には注意してください。

停電したら「充電する」だけでなく「減らさない」

20,000mAhを持っていても、動画を見続けたり画面を明るくしたまま使えば電池は減っていきます。停電がいつ復旧するか分からない状況では、モバイルバッテリーの容量を増やすだけでなく、スマホ自体の消費電力を抑えることも大切です。

  • □ 低電力モード・省電力モードを使う
  • □ 画面の明るさを下げる
  • □ 不要なアプリの使用を控える
  • □ 災害情報を確認する時間を決める
  • □ 家族で充電の優先順位を決める

停電した直後に何をすればいいかは、 停電したら、まず何をする?自宅でやることの順番 でも紹介しています。

防災リュックなら重さも忘れずに

防災リュックに入れるなら、「大容量だから」という理由だけで20,000mAhを選ぶ必要はありません。水、非常食、ライトなども一緒に持ち出すため、ひとつひとつの重さが積み重なります。

今回の2モデルなら10,000mAhが約212g、20,000mAhが約360gです。約150gの差ですが、防災リュック全体ではこうした差が効いてきます。

持ち出し品全体については、 防災リュック、何を入れる?最低限そろえたい10個 も参考にしてください。

まとめ|「何mAh?」より「何回充電したい?」

防災用のモバイルバッテリーを選ぶときは、大きな容量の商品を何となく選ぶのではなく、まず「災害時にスマホを何回充電したいか」を考えてみましょう。

Bousailyの選び方

普段使い・持ち出し重視 → 10,000mAh
長時間の停電に備える → 20,000mAh
家族で備える → 容量だけでなく複数台への分散も検討

「何mAhある?」ではなく、「停電したら何回充電したい?」。 そこから考えると、自分に必要なモバイルバッテリーが選びやすくなります。

参考情報

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