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給水所へ水を取りに行くなら何L?給水バッグの選び方

災害時の給水所から背負える給水バッグで水を運ぶ防災のイメージ

断水したら給水所へ水を取りに行く。でも、そこで困るのが「何リットルの容器を持っていけばいい?」という問題です。

10Lや20Lのタンクなら一度にたくさん運べそうですが、水は1Lで約1kg。10Lなら水だけで約10kgになります。大容量だから便利とは限らず、家まで安全に運べる容量を選ぶことが大切です。

先に結論

徒歩で給水所へ行くなら、まず3〜6L程度から考えるのがおすすめです。特に背負える6L前後は、両手を空けながら水量も確保しやすい選択肢。10L以上は距離や体力を考え、キャリーカートや車などを使える場合に検討しましょう。

水は1Lで約1kg。10Lなら約10kg

給水バッグ選びで最初に覚えておきたいのが、水そのものの重さです。500mlなら約500g、3Lなら約3kg、10Lなら約10kgになります。さらに実際には容器の重量も加わります。

水の量 水だけの重さ 運び方の目安
3L 約3kg 徒歩でも比較的扱いやすい
5〜6L 約5〜6kg 背負えるタイプと相性がいい
10L 約10kg 短距離・体力に余裕がある人向け
15〜20L 約15〜20kg 徒歩の手持ちは負担が大きい

給水所から自宅までの距離が短くても、災害後は道路に段差や障害物がある可能性があります。「持ち上げられるか」だけではなく、その重さで安全に歩けるかまで考えて容量を決めましょう。

「1人1日3L」と「一度に運ぶ量」は別

災害時に備える水は、飲料・調理用として1人1日約3Lがひとつの目安です。大人1人なら3日で約9L、4人家族なら1日だけでも約12Lになります。

ただし、「4人家族だから一度に12L運ぶ」という意味ではありません。必要な水の総量と、自分が1回で安全に持ち帰れる量は分けて考えます。

「何L必要?」と「何L持てる?」は別の話。

必要量だけで大きなタンクを選ぶと、満水にした瞬間に運べなくなることがあります。

家庭で備えておく水の量については、 防災用の水は何リットル必要?家族人数別の備蓄量 も参考にしてください。

徒歩なら3〜6Lから考える

給水所まで歩いて水を取りに行くなら、3〜6L程度は扱いやすい容量です。3Lなら水だけで約3kg、6Lでも約6kgなので、10L以上と比べると負担を抑えられます。

特に便利なのが、リュックのように背負える給水袋です。手に持つタイプより両手を空けやすく、階段の手すりを使ったり、子どもと手をつないだりしながら移動できます。

おすすめ①|徒歩なら背負える6Lタイプ

防災士おすすめ

リュック型 給水バッグ 6L

最大6Lの水を入れられるリュック型給水バッグ。背負うだけでなく手提げでも使える2WAY仕様で、広口33mmの給水口や目盛りも備えています。両手を空けて水を運びたい人や、徒歩で給水所へ向かう家庭に使いやすいタイプです。

※6L満水では水だけで約6kgになります。背負って重いと感じる場合は、無理に満水にせず水量を減らして使いましょう。価格・在庫状況は販売ページをご確認ください。

10Lは便利。でも満水なら約10kg

10Lの給水タンクは、一度に運べる水を増やせるのがメリットです。一方、満水にすると水だけで約10kg。徒歩で長距離を運ぶにはかなりの負担になります。

給水所が近い、複数人で分担できる、キャリーカートを使えるといった場合には便利ですが、「10L容器だから10L入れる」必要はありません。 状況によって5〜6Lだけ入れて使うこともできます。

おすすめ②|折りたためる10Lなら保管しやすい

防災士おすすめ

CAPTAIN STAG コンパクト ウォータータンク 10L UE-2023

容量10Lの折りたたみ式ウォータータンク。使わないときはコンパクトに収納でき、注ぎ口も付いているため、断水時の給水だけでなく自宅で水を使う際にも扱いやすいタイプです。普段の収納スペースを抑えながら、10Lクラスを備えておきたい家庭に向いています。

楽天市場

折りたたんで備蓄できる10Lタイプ

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※10L満水では水だけで約10kgになります。徒歩で運ぶ場合は無理に満水にせず、自分が安全に運べる量に調整してください。

大容量は「持つ」より運搬方法までセットで考える

家族人数が多いと、「もっと大きい方が安心」と考えたくなります。ただ、16Lなら水だけで約16kg、20Lなら約20kg。徒歩で手に持って運ぶにはかなり重くなります。

10Lを超える大容量タイプは、給水所が近い、車を使える、キャリーカートへ載せられるといった運搬手段がある家庭向けと考えるのが現実的です。

おすすめ③|家族用なら広口16Lタイプ

防災士おすすめ

アイリスオーヤマ ウォータータンク 広口 16L WAT-H16L

16L容量の大きめウォータータンク。広口タイプなので給水や使用後のお手入れがしやすく、使わないときは折りたたんで保管できます。家族人数が多い家庭や、キャリーカート・車などを使って水を運べる場合の大容量タイプとして使いやすい商品です。

※16L満水では水だけで約16kgになります。長距離を手で運ぶ用途ではなく、キャリーカートや車など運搬手段を確保できる場合に検討しましょう。

3タイプならどれを選ぶ?

使い方 おすすめ容量 商品例
徒歩で給水所へ行く 3〜6L リュック型給水バッグ 6L
近距離・容量も欲しい 6〜10L CAPTAIN STAG 10L
車・キャリーで運ぶ 10L以上 アイリスオーヤマ 16L

迷ったら「一番大きいもの」ではなく、普段の保管方法と、災害時の運び方の両方を想像して決めましょう。

給水バッグは容量以外も確認する

同じ容量でも、実際の使いやすさはかなり違います。給水所で使うことを想定して、次のポイントも確認しておきましょう。

見るポイント 理由
背負えるか 両手を空けて移動しやすい
給水口が広いか 給水や洗浄がしやすい
キャップがあるか 移動中の水漏れを抑えやすい
持ち手があるか 給水所や自宅で扱いやすい
折りたためるか 普段の収納スペースを抑えられる
飲料水に使えるか 飲み水を入れる場合は必ず確認する

ペットボトル+リュックでも運べる

専用の給水バッグがない場合は、空のペットボトルを複数本用意し、リュックへ入れて運ぶ方法もあります。大きな容器1個より、小さい容器へ分散した方が家族で分担しやすいこともあります。

2Lボトル1本なら水だけで約2kg、500mlなら1本約500g。2Lと500mlをどう使い分けるかは、 防災用の水は2Lと500mlどっちがいい?使い分けを解説 も参考にしてください。

家族なら「20Lを1人」より分散する

4人家族だからといって、20Lタンクを1個用意する必要はありません。たとえば大人2人が6Lずつ背負えば、合計12Lを分担して運べます。

12Lを1人で運ぶより、6L+6Lで分ける。

給水では「一番大きな容器」より、「家族全体でどう運ぶか」を考える方が現実的です。

子どもや高齢者には無理をさせない

水は見た目以上に重いため、子どもや高齢者が大容量の給水袋を持つのは危険です。小さい容器へ分ける、大人が複数回に分ける、キャリーを利用するなど、本人の体力に合わせて調整しましょう。

災害後は道路が普段どおりとは限りません。「平常時なら持てる」ではなく、足元が悪くても安全に運べるかを基準にしてください。

給水所へ行く前に開設情報を確認する

断水したからといって、想定していた給水所ですぐに給水が始まるとは限りません。実際の災害時には、自治体や水道局が給水拠点の開設状況や利用方法を案内します。

平常時に自宅近くの給水拠点を確認しておき、災害時には開設情報を確認してから向かうようにしましょう。

まずは自宅に水を備蓄しておく

給水所は断水時の重要な支援ですが、災害直後から必ず利用できるとは限りません。まずは自宅に水を備蓄し、給水バッグは「備蓄した水が減ったあとに補給するための道具」と考えるのが基本です。

自宅にどの程度の水を置いておくべきかは、 防災用の水は何リットル必要?家族人数別の備蓄量 で詳しく紹介しています。

断水では飲み水以外の節水も重要

断水すると必要になるのは、飲料水だけではありません。食事、手洗い、トイレなど、日常生活の多くに水を使います。

限られた水をできるだけ減らさず使うため、 断水時に食器を洗わない方法|水を使わず衛生的に食事する工夫 も確認しておきましょう。

結局、何Lを選べばいい?

状況 容量の候補
徒歩・距離がある 3〜6L
子どもと一緒に歩く 背負える3〜6L
給水所が近い 6〜10L
キャリーを使える 10L以上も検討
車で運べる 16Lなど大容量も選択肢

迷ったら、大容量1個だけではなく、5〜6L前後の容器と10L前後の容器を用途で使い分ける方法もあります。家族人数だけではなく、自宅から給水所までの距離や誰が運ぶのかまで考えてください。

まとめ|「何L入る?」より「何Lなら運べる?」

給水バッグは、大きければ大きいほど安心というものではありません。重要なのは、その容器へ入れた水を安全に自宅まで持ち帰れることです。

給水バッグ選びのポイント

徒歩なら3〜6Lから考える
背負えるタイプなら両手を空けやすい
10Lは水だけで約10kgになる
大容量はキャリーや車と組み合わせる
家族なら複数の容器へ分散する
給水口・キャップ・収納性も確認する

「何リットル入る?」ではなく、「何リットルなら安全に家まで運べる?」。 自宅から給水所まで実際に歩くことを想像して、自分に合う容量を選んでみてください。

参考情報

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